看護師が2交代制で働く場合には、どんなメリットとデメリットがあるのだろうか。
1つ目のメリットは、生活のリズムを整えやすいという点が挙げられる。シフトのパターンが日勤か夜勤という2パターンのみなので、3交代と比較すると体が生活のリズムを作りやすいのだろう。
2つ目のメリットは、1回当たりの夜勤手当の額が3交代よりも高額だという点がある。夜間の勤務時間が長く、深夜割増賃金なども含まれるからだ。高収入を稼ぎたいなら、2交代制で夜勤をした方がメリットが大きいと言えるだろう。
3つ目のメリットは、通勤の回数が3交代よりも少ないという点だ。職場によって毎月の夜勤数は異なるが、平均すると月に4回から6回程度だ。夜勤が入ると勤務時間は長くなるものの、職場に足を運ぶ回数という点では3交代よりも少なくなる。
それでは、2交代制にはどんなデメリットがあるのか。
1つ目のデメリットは、夜勤の拘束時間が長いという点だ。忙しくなければ1時間半から2時間程度の仮眠をとれるものの、それは状況次第である。忙しければ仮眠は取れず、16時間程度ずっと起きていなければいけない事態にもなりかねない。しかも日勤より夜勤の方が看護師の人数は少ないため、緊急事態にはてんてこ舞いの忙しさとなり、日勤よりも多忙だということもある。
2つ目のデメリットは、夜勤明けに速やかに帰れないリスクがあるという点だ。長時間の労働で疲労困憊でも、仕事量が多かったり日勤で欠勤が入ったりすると、帰りたくても帰りづらい状況になることはあるだろう。